Droggerタブレットアプリ(dev.drogger.tablet、standard運用。Product Flavor分割なしの単一構成)の、開発・検証時における導入から日常利用・トラブル復旧・アンインストール/更新までの操作手順です。実機での連続利用試験・現地確認(Issue #18)を通じて確定した内容を正本として記録します。
対象実機はRedmi Pad SE 8.7(HyperOS)を前提としていますが、機種固有の手順(インストール確認ダイアログ等)以外はAndroid標準機能のため、他機種でも大筋は共通です。
本書は利用者向けの運用手順です。開発時の障害調査・実機の初期状態確認にはAndroid実機開発 ベースライン確認ツールを使います。専用端末(トラクター常設用、Device Owner・カスタムHome)は現時点でスコープ外です。詳細はP3 Device Owner・カスタムHome最小検証 保留判断を参照してください。
トラクター利用中はアプリを前面表示・画面ONで利用します。他用途でタブレットを使う間はアプリを終了してよく、次回利用時に手動で起動します。バックグラウンドでの常時測位は前提にしていません(Foreground Service不採用の判断根拠はP3完了条件と証跡対応表を参照)。
この運用モデルではForeground Serviceを採用しません。Androidはバックグラウンドの通常プロセスを終了しうるため、Home画面や他アプリへ移動した状態で受信を保証するものではありません。利用時はDrogger画面を前面へ戻してください。次のいずれかが要件になった場合はForeground Serviceを再検討します。
現時点ではストア配布ではなく、開発ホストから./gradlew installDebugで実機へ導入します。
cd apps/android-tablet
./gradlew installDebug
| エラー | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
INSTALL_FAILED_UPDATE_INCOMPATIBLE |
別環境/セッションでインストールされた同名パッケージと署名が一致しない | adb uninstall dev.drogger.tabletで明示的にアンインストールしてから再実行する |
INSTALL_FAILED_USER_RESTRICTED |
「USB経由でインストール」設定は有効でも、実機側の確認ダイアログを許可していない | インストール実行のたびに実機へ表示される確認ダイアログを許可する。誤って拒否すると同じエラーで失敗するため再実行する |
| HyperOSでインストールが進まない | 「開発者向けオプション」内の「USBデバッグ(セキュリティ設定)」が無効 | 設定でこの項目を有効にしてから再実行する |
<機器名> (<アドレス>) へ接続」)を押して接続する。選択した機器はアプリ側に保存され、次回起動時は自動的に同じ機器へ接続を試みる地図(オフラインベクトルタイル)・航空写真(オフラインラスタタイル)・筆ポリゴンは、いずれも端末内部ストレージにコピー済みのデータのみを参照するため、機内モードでも表示できる。Bluetooth接続はモード無効化の対象外なので、機内モードのままDG-PRO1RWSと接続できる(機種によっては機内モードON時にBluetoothが自動OFFになる場合があるため、その場合はBluetoothだけ手動でONにする)。
タブレットのHomeボタン・戻る操作、または他アプリへの切替でよい。明示的な「終了」操作は無い。Home画面からアプリアイコンを押した場合は、既存のDrogger画面へ戻る(同じ画面を二重起動しない)。プロセス終了後の次回起動時は、保存済みの機器へ自動的に再接続を試みる。
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| 「オフライン地図データの読み込みに失敗しました」画面が出る | 「再試行」ボタンを押す。改善しない場合はadb shell pm clear dev.drogger.tabletでアプリデータを初期化し、アプリを起動してPMTilesの再コピーと権限の再許可を行う(この操作は保存済み接続機器の設定も消去される) |
| アプリが応答しない/固まる | adb shell am force-stop dev.drogger.tabletで強制終了してから起動し直す。起動後、保存済み機器への自動接続を確認する |
| Bluetooth関連の権限・接続状態がおかしい | 上記の強制終了→起動し直しで復旧しない場合は、Android設定のアプリ情報からアプリを強制停止し、必要なら権限を確認・再許可する |
より詳しい実機診断(プロセス/接続の単一性、PMTilesサイズ、Doze状態等の自動確認)はAndroid実機開発 ベースライン確認ツールを使う。
./gradlew installDebugで上書きインストールできる。署名が変わった場合は上記「インストール時によくあるエラーと対処」のINSTALL_FAILED_UPDATE_INCOMPATIBLEの対処に従う。PMTilesはAPKアセットとの照合により起動時に自動的に整合性検証・再コピーされるため、アセットが更新されていれば手動操作は不要